ももじろう story

短くて簡単な物語?を書いています(`・ω・´)ゞ

進路

A はぁ…

 

B どうしたの?Aちゃん?ため息ついて

 

A あぁ、ごめんね 昨日寝不足でさ 夜ぜんぜん眠れなかったの もう ねむくて ねむくて

 

B 寝不足って…なにか悩みごとでもあるの?

 

A そうね… 昨日さ 高校の頃の友達と久しぶりにごはんたべに行ったんだ いつも話してる高校時代の一番の友達と二人で

 

B うん

 

A それで、お互いに大学生活とか恋愛とかBのこととか たくさん話したの

 

B 楽しそうじゃない

 

A もちろん、楽しかったよ 

で、その友達が つい最近彼氏と別れた話になって… そこからは、暗い話題になったの

 

B 別れたんだ… その友達、大学別々って言ってたから、無理もないよね

 

A うん 本人は吹っ切れたって言ってたけど、あの様子じゃまだ時間がかかりそうね

それで、話題がこれからの進路になって 

あの子ね、教師になりたいって

 

B 教師⁉︎ いいじゃない! 子どもすきで家庭教師もしてて、ぴったりわね

 

A そうね 私もめでたい気持ちになった 今まであの子、夢がなくて不安だったもの 私もほっとしたよ でもね、私も今まで夢なんて見つからなくて

将来どうするって言われてもぜんぜんわからなかった 今もわからないの

 

B そっか Aちゃんは、不安なのね

 

A そう 今まで、同じ夢がない同士で、安心してた自分がいたの 私だけじゃないって 

 

B それが、その友達が将来決まって、どうすればいいのかわからないのね

 

A うん 私なんてなんの取り柄もないし、みんなが先に進んでいって、私が置いていかれてるみたいなの 私なんて…だめなんだ

 

B …私もね、大学に通うまでね Aちゃんと一緒だったの 高校時代まで夢なんてなくて この大学にも親にすすめられてなんとなく決めたんだ

 

A そうだったの…

 

B 私、今は舞台女優になって、人を感動させるような、そんな人になりたい いつも言ってるよね

 

A そうね Bはいつも大本営持ち歩いてて、稽古で夜遅くまでがんばってる

 

B 私、実はね 高校時代に一度お母さんに舞台女優になりたいって言ったの でも反対されちゃって

諦めたつもりだった

 

A うん…

 

B 大学入学して一ヶ月過ぎた頃に、Aちゃんと二人で舞台見に行ったの覚えてる?

 

A もちろん、覚えてるよ 舞台はじめてだったけど、感動して涙流しちゃった笑

 

B Aちゃんは涙もろいからね笑 それで思い出したの 私、なんで舞台女優になりたかったのか

小さい頃にお母さんに連れて行ってもらった、私の大切な宝物

そのとき、私は小さいながらもこんな人になりたいって  隣のお母さんなんて号泣して、涙ぽろぽろ流して わたしでも人を感動させて泣かせてやろうって 思ったんだ

だからね 私それからは曲げずに進むことにしたの

 

A B…私も実はね……