あのときの幸せ
あのとき、たしかに僕の時間はとまったんだ
一瞬の間、ぼくは永遠に幸せを感じることができた
現にぼくは、溺れて窒息して
死にながらもたしかに幸せを味をたのしんでいた
時間なんて概念がふっとんでしまい
周りの世界はなかったことに どうでもよくなるほどに
それくらいにぼくの世界には革命が起きたんだ
君の輝きを、ぼくの両目が焼きただれてしまうくらいに
ときはなって蹂躙していく
ぼくはそれを止めるでもなく
たしかな心地よさとわずかな罪悪感を抱えながら
世界には存在しない輝きを見つめていた
目にはとらえることのできない世界を
ぼくは全身で細胞一つ一つ
魂が逃げ場のなく戸惑いながらも、感じきっていた