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ももじろう story

短くて簡単な物語?を書いています(`・ω・´)ゞ

手ぬぐい

「うぬの見たあのまん丸はきっと

うにゃを導くまん丸のお月様だったに違いないのにゃ」

 

 

 

 

ぼくは一瞬、耳を疑った

 

あの一瞬、たしかに聞こえたのだ

 

 

目の前のかわいらしい三毛猫の

真っ白なストレートファーのにゃんこ

 

 

 

ぼくは猫がすきだ

とても大好きだ

 

 

 

 

ぼくは現在、実家で暮らしているが

親に生き物を飼うのを反対されてる

 

 

 

 

特にぼくの母は犬派である

それにうちは新築の築1年が経過したばかりの

出来立てホヤホヤの我が家

 

 

とてもじゃないが

あのするどい肉球

我が家にアートを刻んでしまうことを母はおそれている

 

 

 

 

話が逸れてしまったが

ぼくはねこがだいすきだ

 

 

なぜかと言えば

ねこのなんとも言えないツンデレ具合

 

猫を撫でていればにゃんこはぼくのものだ

 

 

 

 

なんともちょろいヒロインなのである

餌をあげ、寝床をあげ

こたつとみかんを用意すれば

そこは猫たちの天国となるだろう

 

 

 

 

ぼくもその天国で幸せの海に溺れてしまいたい

むしろ、にゃんこを溺れさせてやる

 

 

 

 

何度言うがぼくはにゃんこがだいしゅきだ

 

 

猫は俗にツンデレと呼ばれているが

猫たちからしたら

決してデレてなどないのだろう

 

 

 

僕たち人間が猫を愛おしく

飼い猫として依存して愛しているように

 

 

 

猫たちからしたら人間は愛おしく

配給係として依存し

毛ほどもなんとも思っていないのだろう

 

 

 

 

仮に猫の主人が突然

亡くなってしまっても猫は一瞬の哀しみの後

また気楽な生活を送るのだろう

 

 

決して猫たちが冷たいとか

心がないとか悪気があるわけではない

 

 

 

 

彼らは猫のなのである

人間ではないのだ

 

 

 

 

だからきっと

猫のあの独り言はぼくの勘違いなのだろう

ぼくの、人間としての

気持ちをぼくが、猫の代弁をしただけなのだ

 

 

 

 

 

そんなことを考えている間には

ぼくの目の前からにゃんこはいなくなっていた

 

 

 

猫はぼくのそんな妄想などまるで知らず

猫の世界を過ごしているのだろう

 

 

 

 

そんなねこがぼくはだいすきだ