ももじろう story

短くて簡単な物語?を書いています(`・ω・´)ゞ

テナガザルの自慢

ぼくの自慢は手が誰よりも長いこと

 

 

座っているときに

机の上に置いてあるリモコンも

 

 

図書館で

大抵の人では届かない高さにある本も

 

 

 

風船を我が子のように大事にしていた

女の子の

小さな握りを守ることも

 

 

 

ぼくはぼくの手が誇りだ

ぼくは誰かの役に立つことができるんだって

 

 

少しだけうっとしいこともあるけど

それもぼくは魅力に感じてしまう

 

 

ぼくが町中をあるけば

誰もがぼくのことを噂するだろう

 

 

みんな

きっとぼくがうらやましいに違いないんだ

 

 

 

ぼくはぼくの自慢の手に

名前をつけている

 

 

彼はジョニーだ

 

 

それを友だちの猿に言ったら

「ジョニーって、どっちがジョニーなんだい?」

と聞かれた

 

 

勘違いをする人もいるみたいだから

この際言っておくと

 

 

ぼくには両腕があって

多分、右腕 左腕で

分けていると思われがちだけど

 

 

2人そろってはじめて

ジョニーなんだ

 

 

クールだろ・ω・

 

 

 

ジョニーのことで思い出したんだけど

ぼくは猿だ

 

人間じゃない

 

 

言葉を話す猿はいつだって

奇妙な目で見られてしまう

 

 

 

だからぼくは普段

猿の言葉を話すんだ

 

 

 

猿の言葉というと

テレビなんかじゃ

「ウッキー🐵」

なんかがお馴染みだが

 

 

その通りである。

 

 

ぼくらは

人間で言う

「うっっきー🐵」

しか言葉で発することができないからだ

 

 

 

まぁぼくは

猿の中でも

変わっているから

人とコミュニケーションを取ることができるんだけどね

 

 

 

ぼくは普段人間社会で暮らしているんだけどさ

猿っていうのはほんと人間と違うんだ

 

 

 

猿の社会にも、社会があって

コミュニケーションをとる

当然感情もあるから

 

よく喧嘩もする

 

 

 

ぼくら猿は

コミュニケーションの手段が人間よりも

限られているから

 

 

シンプルでストレートな表現を用いるんだ

 

 

 

ぼくらの恋愛は

いつだって一番強いやつが

勝つんだけど

 

人間は違う

 

 

ややこしくて

ぼくは猿みたいな人間が好きだ